くるくる猫の目

金融マーケットや世界経済に関わるニュースの中で、私的に気になる話題を取り上げています。
あと、 時々ねこの話も。

バンクローンとは? 運用対象として魅力的?

ドルと豚


2013
年頃から、「バンクローン」を運用対象とする投資信託などを見かけることが増えました。

前回は「ハイイールド債」について見ましたが、今回はこの「バンクローン」の特徴を見てみたいと思います。

 

まず「バンクローン」とは、企業が銀行から受ける融資のことです。このバンクローンは銀行が第3者に譲渡することができ、米国ではバンクローンの流通市場も発達しています。融資であるため、借入れをしている企業がつぶれない限り、債券のように満期までの利息を投資家は受け取ることができます。そして、バンクローン投信が運用の対象としているものは、信用力の弱い企業向けのローンとなっています。このため借入金利が高く設定されており、バンクローン投信も高めのリターンが期待できるとされているのです。

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トランプ政権は貿易戦争をする余裕があるのか? 財政悪化で中国への配慮が重要に

米国と中国


トランプ大統領が中国に対し、あからさまな貿易戦争を仕掛けています。

11月の中間選挙を意識した行動であると見られ、米中間、或いはグローバルに絡み合う交易関係をきちんと理解したうえでの政策だとは決して思われません。貿易戦争となれば米国にとっても失うものは非常に大きいはずですが、トランプ氏はツイッターで「Trade wars are good, easy to win(貿易戦争はいいことだ。勝つのは簡単だ。」などと、うそぶいています。しかし、もし中国が報復関税などではなく、米国債の売りという形で対抗してきても、強気を装っていられるのでしょうか?


(この記事は、3月24日付のZuu online に掲載されたものの抜粋です。全文はこちらをご覧ください。)



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銀行の米ドル調達金利を表すLIBORが、政策金利以上に上昇 ~ 長引けば、米国の金融政策にも影響か?

逆さ景色


米国市場で、
OIS金利とLIBORの金利差がリーマンショック以降最大となり注目を集めています。

OISOvernight Index Swap)は翌日物金利スワップと訳され、スワップ取引の1種です。政策金利の見通しを反映するものとして注目される指標でもあります。一方でLIBORとは、ロンドン市場で銀行同士が資金取引を行う際の平均金利のことを言います。翌日物から12か月物まで7つの期間の金利が毎日集計されていますが、こちらには政策金利の見通しに加え、市場の流動性リスクや銀行の信用リスクも反映されると考えられています。より多くのリスクを織り込むLIBORの方がOISより高いのは当然なのですが、その差(スプレッド)は0.2%以下であるのが概ね通常です。しかし昨年末からこのスプレッドが急速に拡大し、323日には0.58%となったのです。

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運営者情報
北垣愛

キャッツアイ・
マネー・アドバイザーズ代表 
兼 ミク(3歳♂猫)の秘書

証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー1級、宅建等の資格保有
国内外の金融機関でマーケットに関わる仕事に長らく従事、
現在は資産運用のコンサルタントを行いながら、マーケットに関する情報を発信中



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