くるくる猫の目

金融マーケットや世界経済に関わるニュースの中で、私的に気になる話題を取り上げています。
あと、 時々ねこの話も。

2018年02月

バフェット氏からの手紙  ~高い時には無理して買わない~

寝る猫


ウォーレン・バフェット氏から、自身が会長兼CEOを務めるバークシャー・ハザウェイ社の株主宛に、今年も書簡が届けられました。
「伝説の投資家」とも「オマハの賢人」(地元ネブラスカ州オマハを中心とした生活を送っているため)とも呼ばれて敬愛される同氏は、毎年の株主総会に合わせて書簡を公開しています。
会社の経営状況だけでなく、同氏の経営哲学や経済の見方も記したその書簡は、株主だけではなく、多くの投資家によって常に注目されてきました。
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積立投資の極意  ~ 安い時に多めに買って、高い時には控えめに買う!

積立


積立投資の話をする前に、214日付の日経新聞に気になる記事が出ていたのでご紹介します。

 

大手証券会社が、ラップ口座のサービスを拡充するという内容です。

株式相場の地合いに合わせて、投資スタンスを顧客に代わって自動的に調整してくれるというものだそう。

具体的には、毎月相場環境を判断して、相場上昇局面では「リスクオン」型の運用へ、軟調な局面では「リスクオフ」型の運用へと切り替えてくれるのだそうです。

 

私がこの記事に興味を惹かれたのは、運用初心者の方にお薦めとされる「積立投資」とは真逆の投資スタイルに思えたからです。

 

ではここで、その積立投資について説明したいと思います。

 

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社債市場から先週、多額の資金流出 ~ 継続すれば「限界点」につながる?

EXIT


以前、アップルを始めとする米国の大手IT企業などが、今後ドル建て社債の売り手に回る可能性が高いというを書きました。

しかしどうも、足元では売りにくい状況となってきたようです。

 

世界で3番目に大きいドル建て債券ETFである、iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond ETF (”LQD”)から先週(5日~9日)、20億ドルもの資金が流出しました。
同ETFにとって、2002年の運用開始以来で最大の流出額であり、全資産に占めるその割合も5.5%と過去最大です。

資金流出は今週に入っても止まらず、14日水曜日には、単日としては過去最大の9.2億ドルが流出しました。
全資産に対する割合は2.7%となり、前回の金融危機の時以来の大きさです。

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3月4日、欧州の将来を左右する2つの重要選挙が投開票  ~ ユーロ高は修正か? ドル円への影響は?

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ドイツで驚きの急展開です。

昨年9月の連邦議会選挙から4か月以上もかけた協議の結果、先週やっとメルケル首相率いる保守陣営(CDU・CSU)と第2党である社会民主党(SPD)との間で、連立政権樹立が大筋合意されました。
BREXITや加盟各国でのポピュリズム台頭に苦しむEUにとってドイツの安定は命綱であり、そこでの政治空白がやっと埋まることにマーケットも安堵しました。

が、それもつかの間、新政権の外相にも決まっていたSPD党首であるシュルツ氏が、13日に引責辞任することになったのです。
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ESG投資とは? 運用で社会を良くしよう!

青空


最近目にする機会も増えてきた、「ESG投資」という言葉。
どういう意味かご存知でしょうか?
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運営者情報
北垣愛

キャッツアイ・
マネー・アドバイザーズ代表 
兼 ミク(3歳♂猫)の秘書

証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー1級、宅建等の資格保有
国内外の金融機関でマーケットに関わる仕事に長らく従事、
現在は資産運用のコンサルタントを行いながら、マーケットに関する情報を発信中



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