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最近は、インデックス投資が流行です。
インデックス連動の投信やETFは、アクティブ投信に比べて手数料が圧倒的に安いというのが主な理由です。
また、継続的にインデックスに勝っているアクティブ投信は非常に少ない、という定説も、インデックス投資の人気を後押ししています。

確かに、インデックス投資は手軽であり、低い手数料は運用上非常に有利です。
ただし、いつまでもインデックス投資が有利とは限らないかもしれません。


経済構造の変化をインデックス投信は予想しない

革新的なテクノロジーの進歩や、大きな価値観の変化が、これまでの経済構造を今大きく変えようとしています。

銀行はスマホの中のアプリに取って代わられようとしており、株の売買は無料でできるようになって、対面営業が主の証券会社は厳しい状況に追いやられています。既存の自動車メーカーは、自動運転の電気自動車の開発を大手IT会社と競っていますが、勝算は高いとは言えません。
自動車が空を飛び、ほとんどの人が好きな場所で仕事をするようになり、多くの食卓で肉や魚が乗ることがなくなるのは、もう遠い先の話ではなさそうです。
新しい社会においては、新しい企業や産業が勃興し、既存の企業や産業には淘汰されるものが少なくないと予想されます。

しかしそうした経済構造の変化を、インデックス投信は先んじて斟酌するようなことはありません。
変化の端緒は、いたるところで様々に見え始めています。
ここからは、それらを運用戦略に取り込んでいけるアクティブ投信が、より高い運用成果をあげていくのかもしれません。



こうした考えについて、より詳しい記事をファイナンシャル・フィールドに寄稿しております。

「株で負けないためには、世の中の価値観の変化にも気配りを」
(目次)
・飛び恥に視界不良の航空業界
・ビジネスモデルが流行遅れとなりそうなアパレル業界
・食肉業界が警戒する肉離れ


宜しければ、こちらをご覧ください。
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