百万円


溢れかえる流動性に支えられ、様々なリスクアセットが値上がりしています。

中でも米国株式の上昇は強烈で、S&Pは昨年19.4%も上昇し、さらに今年に入ってもその勢いが続いています。

マーケットではこれを、FOMO(Fear Of Missing Out)=「波に乗り遅れる恐れ」からの相場とも称する声も一部で聞かれます。景況感より何より、株を持っていないと負けるという恐怖が相場を駆り立てているという見立てです。

そんな中、
"Where to Invest $10,000 Right Now?
という、22日付のブルンバーグ記事がありました。

1万ドルという余裕資金があればどこに投資するか、という質問を5人の金融の専門家に聞いたものです。
基本的に、米国株を既にたくさん保有している米国家計を想定したアドバイスのように思われますが、以下に簡単にその5人の見方を紹介してみます。


1人目
・金利上昇時にアンダーパフォームするセクターの株式を売る(電力、テレコム、生活必需品の製造業)。
・米国株が割高なので、それ以外の先進国や新興国の株を買う。
・企業の設備投資がまだ増えそうなので、資本財関連株を買う。
・インフレ懸念があるので、少しだけ商品(commodity)を買う。


2人目
・電気自動車の普及をにらんで、電力株を買う。


3人目
・株を売るにはまだ早い。しかし既に米国株を十分に持っているなら、欧州株やオーストラリア株など、米国以外の株を買う。


4人目
・株価は高値圏で上昇相場は終わりに近いので、少しづつ売っていく。
・景気減速となれば、現在の米国短期債の利回りは魅力的である。
・農産物は安全な投資先だと思われる。


5人目
・過去4カ月間、株価が上昇する一方、債券は値下がりした。ポートフォリオ内の資産配分比率が、自分の当初の考えから変わっている可能性が高い。そのリバランスに1万ドルを使う。


どうでしょうか?

中には、1万ドルを使うことにならないアドバイスもありましたが、参考になる意見はありましたか?


私は米国人ではないので、1万ドルではなく100万円持っていたらどうするか、勝手に考えてみました。

・インフレがいったん始まったら、ちょうど良く2%くらいで押しとどめることはとても難しいと思うので、インフレ対策に金を買う(インフレにならなくても楽しめるように、金の宝飾品にする)。

・戦争や大規模自然災害などのリスクが高まっているので、食料品価格の上昇が怖い。食料品関係の株や農業国の通貨などを買う(缶詰とか乾物とか、日持ちしそうなもののストックも増やしておく)。


株価はまだ上がるのかもしれませんが、私の虎の子の100万円なら、ここは攻撃よりは守りでいきたいと思うのでした。
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