くるくる猫の目

金融マーケットや世界経済に関わるニュースの中で、私的に気になる話題を取り上げています。
あと、 時々ねこの話も。

マーケットでちょっと気になるニュース

米中の争いの戦線は資本市場にも。破滅的混乱を懸念。



ねこ けんか

ワシントンでは現在、米中の貿易協議が行われています。トランプ大統領は初日の協議について、「とてもうまくいった」と語り、本日のマーケットには協議の進展について楽観的なムードが漂っています。

しかし、今回の話し合いでお互いの関税率が多少引き下げられたり、或いは対象品目が減らされたとしても、米中の覇権争いが今後も続くことは確実です。そしてその戦線はどんどん伸びており、最近では資本市場にも大打撃を与えかねないニュースがありました。米メディアのブルームバーグが報じたもので、ホワイトハウスが米国の証券取引所に上場している中国企業の上場廃止を検討しているというものです。また、米国の公的年金が中国企業の株を購入することも制限したい考えだと報じました。米国財務省やナバロ大統領補佐官などは、その報道の一部についてすぐに否定するコメントを発表しましたが、火消しを急いだのは、それだけこの報道のリパーカッションを懸念したためともみられます。



これについて、ファイナンシャル・フィールドに詳細な記事を書いております(「先鋭化する米中対立は、資本市場に破滅的混乱も」。宜しければ、こちらをご覧ください。続きを読む

グリーンボンドとは? 異常気象を受けて、拡大を加速するアセットクラス

緑



今年も相当に暑い夏となりました。「数十年に一度」というレベルの大雨も各地で降り、その被害の大きさも過去に例を見ない深刻なものとなっています。そしてこの異常気象は、日本国内だけでなく、世界全体で広く観測されています。欧州の多くの都市で過去最高気温が更新され、パリでは7月に42.6度を記録しました。シベリアやアラスカでは大規模な山火事が多く発生し、米国では洪水の被害が広がりました。

このため、一部の学者が懐疑論を唱えているとしても、地球温暖化を食い止める必要があるとする声は世界中で高まっています。それは、金融市場においても同様です。


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マーケットの猫に新種登場

ぶさいく猫



以前、マーケットにいる猫として、キャットボンドについて書いたことがあります。
ただし、キャットボンドのキャットとは実は猫のことではなく、「大災害」を意味する"Catastrophe"の略です。またボンドは債券のことを言い、キャットボンドは債券の1種となります。そしてそのキャットボンドに、先月新たに新種が生み出されました。
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金をまた買い始めた中央銀行。個人の資産運用にも示唆するものは?

gold


ドル建ての金価格が1300ドルを超えてきました。

ここ5年程のレンジはまだ上抜けてはいませんが、一層の上昇に向けた環境が整いつつある気配も感じられます。
背景の一つとしては、これまで金価格の上値を抑えてきた米国の利上げが一段落しそうであることがあります。マーケットはむしろ、今年年末に向けて利下げをも織り込むような動きさえ見せています。
そしてもう一つは、安全資産を求めるムードの高まりです。中でも、金を再度買い始めた一部の中央銀行の動きはそれを象徴しているかのようです。

これに関して、2018年12月11日に執筆した私の拙文がファイナンシャルフィールドに掲載されております。ご興味ありましたら、ご一読いただければと思います。

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米ドルは今や「高金利通貨」 為替ヘッジ付きの投信を持っているなら再点検を。

点検

金融市場の混乱を受けて、想定されていた米国の継続的な利上げが中断、或いは終了さえするのではないかとの見方が広がっています。実際にどうなるかは市況や経済の状況をもう少し見てみないとわかりませんが、ここまでの利上げで、米国は既に先進国の中では一番高金利な国となりました。


先進国の中で、米国が一番高金利

G7にオートラリアとニュージーランドを加えた9か国の中で、米国の政策金利が現在最も高くなっています。これは2000年以降初めてのことです。一般的に、先進国の中で「高金利通貨」というと豪ドルやNZドルを思い浮かべることが多いと思いますが、現在では米ドルこそが高金利通貨なのです。個人の資産運用において、この米国の高金利をどのように考えればいいのでしょうか?


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北垣愛

キャッツアイ・
マネー・アドバイザーズ代表 
兼 ミク(3歳♂猫)の秘書

証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー1級、宅建等の資格保有
国内外の金融機関でマーケットに関わる仕事に長らく従事、
現在は資産運用のコンサルタントを行いながら、マーケットに関する情報を発信中



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