イタリア


イタリアの政局に、世界の金融市場が大きく揺さぶられています。
極右の「同盟」と左派色の強い「五つ星運動」という、従来あまり見られない左右の連立政権が誕生し、そのポピュリズム的な政策に懸念が広がっているためです。ベーシックインカムを導入し、さらに減税も行うとする政策は、イタリアの財政状況を更に悪化させることが見込まれます。また同盟は反移民、反EUを唱える政党であり、E懐疑派が欧州担当相についたことなどもあって、既にイタリアのEU離脱を懸念する声なども聴かれ始めています。こうした状況を受け、大手格付け会社ムーディーズが5月25日、イタリアの格付けを引き下げ方向で見直すことを発表しました。

(この記事は、6月15日付のZuu online に掲載されたものの抜粋です。全文はこちらをご覧ください。)
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