くるくる猫の目

金融マーケットや世界経済に関わるニュースの中で、私的に気になる話題を取り上げています。
あと、 時々ねこの話も。

債券

マーケットの猫に新種登場

ぶさいく猫



以前、マーケットにいる猫として、キャットボンドについて書いたことがあります。
ただし、キャットボンドのキャットとは実は猫のことではなく、「大災害」を意味する"Catastrophe"の略です。またボンドは債券のことを言い、キャットボンドは債券の1種となります。そしてそのキャットボンドに、先月新たに新種が生み出されました。
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武田薬品の大胆な決断・・・BBBの春がつづけばいいが

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武田薬品が欧州製薬大手シャイアーの買収を決断しました。約7兆円という買収額は、これまで日本企業による海外企業買収としては最大規模だったソフトバンクによる英半導体設計会社アーム社買収の約3.3兆円を、2倍以上も上回ります。この大胆な決断の裏には、同社の新薬候補が少ないことや海外市場に食い込めていないなどといった武田の焦燥感があるとされます。シャイアー買収がそれらの課題解決につながるかどうかが分かるには数年を要すると思いますが、その間にも警戒が必要なのがマーケットの動きです。

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行きつ戻りつしながらも、海外資金を取り込んでいく中国の資本市場

パンダ


2月1日付のブルンバーグニュースに、中国の国内債券市場に海外投資家からの資金流入が増えているという記事が出ていました。


中国の債券市場は世界3番目の規模であるものの、これまでは海外からの投資は非常に限定的でした。

資本規制や当局の恣意的な為替操作に加え、企業活動から司法まで党が実質的に絶対的権限を持つ社会構造を、投資家が懸念していたためです。

しかし記事によると、2017年には約550億ドル相当の海外資金が同市場に流入したと言います。

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運営者情報
北垣愛

キャッツアイ・
マネー・アドバイザーズ代表 
兼 ミク(3歳♂猫)の秘書

証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー1級、宅建等の資格保有
国内外の金融機関でマーケットに関わる仕事に長らく従事、
現在は資産運用のコンサルタントを行いながら、マーケットに関する情報を発信中



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