くるくる猫の目

金融マーケットや世界経済に関わるニュースの中で、私的に気になる話題を取り上げています。
あと、 時々ねこの話も。

投資信託

米ドルは今や「高金利通貨」 為替ヘッジ付きの投信を持っているなら再点検を。

点検

金融市場の混乱を受けて、想定されていた米国の継続的な利上げが中断、或いは終了さえするのではないかとの見方が広がっています。実際にどうなるかは市況や経済の状況をもう少し見てみないとわかりませんが、ここまでの利上げで、米国は既に先進国の中では一番高金利な国となりました。


先進国の中で、米国が一番高金利

G7にオートラリアとニュージーランドを加えた9か国の中で、米国の政策金利が現在最も高くなっています。これは2000年以降初めてのことです。一般的に、先進国の中で「高金利通貨」というと豪ドルやNZドルを思い浮かべることが多いと思いますが、現在では米ドルこそが高金利通貨なのです。個人の資産運用において、この米国の高金利をどのように考えればいいのでしょうか?


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人気のハイイールド投信!でもリスクもあるので再確認

ねこの魔法使い


日本で今一番残高の多い投信は、上場投資信託(ETF)を除くと、ハイイールド債で運用するものになっています。
ハイイールド債を訳すと「高利回り債」となりますが、言葉通り、債券としては高い利回りがハイイールド債の魅力です。

しかし、高利回りなのにはそれなりの理由があります。
見方によっては、リーマンショック時以上にリスクが高まっている部分もあります。


ファイナンシャルフィールドに掲載されたこちらの記事で、そのリスクについて説明しています。
よろしければご覧ください。


ハイイールド債は長期投資の対象としては有望な商品ですが、リスクも踏まえておくことで、より良い付き合いができると思います。

食品も、投信も、表示を見ると良く分かる!

スーパー


ふと思い立って、「食生活アドバイザー2級」の資格を先月に取得しました。
そこで、その試験勉強において学んだことで、資産運用においても共通することを、(無理やりですが)書いてみたいと思います。



食品表示法とは


食品表示法では、消費者に販売される全ての食品に、食品表示が義務付けられています。食品表示法は、それまで食品衛生法やJAS法、また健康増進法の3つの法律がそれぞれ定めていた食品表示に関するルールを、包括的かつ分かりやすくまとめることを目的として、2015年に定められた新しい法律です。

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バンクローンとは? 運用対象として魅力的?

ドルと豚


2013
年頃から、「バンクローン」を運用対象とする投資信託などを見かけることが増えました。

前回は「ハイイールド債」について見ましたが、今回はこの「バンクローン」の特徴を見てみたいと思います。

 

まず「バンクローン」とは、企業が銀行から受ける融資のことです。このバンクローンは銀行が第3者に譲渡することができ、米国ではバンクローンの流通市場も発達しています。融資であるため、借入れをしている企業がつぶれない限り、債券のように満期までの利息を投資家は受け取ることができます。そして、バンクローン投信が運用の対象としているものは、信用力の弱い企業向けのローンとなっています。このため借入金利が高く設定されており、バンクローン投信も高めのリターンが期待できるとされているのです。

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今月は当てはまらなかった「株の月初高」のアノマリー    ~ でも、積立投資の設定日は「切りの悪い日」がおすすめ!

カレンダー


今日3月1日は、春が近づいたことを感じさせてくれるような暖かい1日となりました。

しかし残念ながら株式相場の方は、日経平均株価で―1.56%、TOPIXでは―1.59%と、続落となりました。
今日の下げについては、昨日の米国株式市場も下がっていたので、それほど意外ではありません。
ただ、「1日」なのに下がったというのは、若干目を引きます。
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運営者情報
北垣愛

キャッツアイ・
マネー・アドバイザーズ代表 
兼 ミク(3歳♂猫)の秘書

証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー1級、宅建等の資格保有
国内外の金融機関でマーケットに関わる仕事に長らく従事、
現在は資産運用のコンサルタントを行いながら、マーケットに関する情報を発信中



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